奴隷になるな、プロになれ！【苫米地式コーチング　西村まゆみ】

苫米地式美人コーチ　西村まゆみです。

今回（５３５号）お届けする動画は

「コーチになろうと、
当初思っておりませんでした」

です。

動画　→　https://youtu.be/wIHOvuWpwyA

アファメーションの書き方を
レクチャーしている私ですから、

コーチとして、時々複雑な思いを
抱くことがあります。

それは、結局のところ、

（１）コーチング等の諸々（もろもろ）の
　　　技術は良心に基づいて使う

（３）自分の過ちを素直に認める
　　　勇気と姿勢を持つ

以上の３つの姿勢が人間として
必要で大切なのではないかと。

幸福度を左右するのではないかと。

「儒教的」だの何だのと言われようが、
私がそう感じる理由がちゃんとあります。

苫米地式コーチングでは、

「ゴールは、邪（よこしま）でもいい！」

と、ご説明していて、
理解している私ではあるのですが。

時々、矛盾を感じるのです。

わかりやすい事例として、
ドイツの映画監督だった

レニ・リーフェンシュタール女史を
取り上げます。

詳しくは、映画
『レニ』を、ご覧ください。

レニは少女時代に、同じく少女が
車の下敷きになる交通事故を目撃します。

そして思うのです。

「この世界の悪が善よりも
強いものならば、

それなのに、自然はこんなに美しい。
春は繰り返しやってくる。
 

自分は人生に向かって
『はい（ヤー）』と言おう。」

まさに、コーチング的には
正しい考え方ではあるのですが。

それでも、私は思うのです。
「何かがおかしい！」と。

彼女のように達観するのは
間違っていると。

人間は、感情の動物。

「間違っていたことは、
涙で謝罪すべきではないか？」と。

「人間とは、もっと泥臭い
生き物ではないのか？」と。

何故ならば、良心こそが
人間の人生の充実度を左右する
重要なファクター（要因）であるから。

確かに、善悪は時代によって
コロコロと変わります。

しかしながら、それに合わせてこそ
人間臭さや、他からの共感が
得られるのではないかと。

頑迷さは、結果として大きく損をします。

レニ・リーフェンシュタール監督の
代表作は、

『オリンピア』です。

ベルリン・オリンピック（１９３６年）の
記録映画として男性の肉体美を表現し、
見るだけで圧倒されます。

その素晴らしさでもって、
独裁者ヒトラーの
ナチス・ドイツの活動を宣伝しました。

敗戦国であるがゆえの批判を割り引いても

「美。それは罪・・・」

の、世界を饒舌（じょうぜつ）に
表現して余りあります。

レニ・リーフェンシュタール監督は
ナチス党員となることは有りませんでした。

しかしながら、映画の圧倒的な美しさと
その頑固さがゆえに、
１００歳を超えてもなお、
批判を浴び続けることとなりました。

１０１歳で、若い夫に看取られて
静かに亡くなります。

私というコーチは
東京オリンピックを前にした
今の時勢において悩むのです。

文化や時勢に対する
頑迷さと謙虚とのバランス。

洗脳と本人の意志とのバランスと責任。

それは、人間の尊厳を賭けた
考え方の問題であり、

人生の充実度やパフォーマンスを
大きく左右するものであると。

でも、矛盾は結局のところ、
そのまま、そっとしておくのが
ベストなのでしょう・・・

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■日時・場所
１１月２８日（土）　六本木
午前９時００分〜１０時３０分

１2月５日（土）　六本木
午前９時００分〜１０時３０分

１2月１３日（日）　六本木
午前９時００分〜１０時３０分

定員　３名

■参加費
５００円
ただし、飲み物代は各自負担。

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本日は以上です。