カニバリズム　その１【苫米地式コーチング　西村まゆみ】

苫米地式美人コーチ　西村まゆみです。

今回（５７０号）お届けする動画は

「コーチまゆみの読書量」

です。

動画　→　https://youtu.be/D1xashIkW6k

今日と次回のお話は、
かなりグロテスクな
内容と描写が含まれます。

苦手な方は、以下の行は
どうぞ、お読みになられませぬよう。

＊　　＊　　＊

先日、苫米地博士の新刊

『人はなぜ、宗教にハマるのか？』

を、読んでおりましたところ。
冒頭にこんな主張が。

「同じ種を殺してはならないという
タブーは、私たちの遺伝子に
非常に強く刻みこまれた情報です。

このタブーは、利益のためという
浅薄な理由によって破られるほど、
弱いものではありません」

しかしながら、西洋史学を
大学で専攻した私は
残念ながら知っている。

「人間の遺伝子には
野蛮な情報が深く刻まれている。

人食のタブーは
利益や宗教により
時には容易に破られ

人食、つまりカニバリズムは
人類の歴史では
時どきおこなわれていたのが
事実である」と。

むしろ、そうであるからこそ、
モラルや法律で人食を禁じ

守る事ができた事が、
人間の人間たる性質や
文化を生みだしているのです。

お師匠批判ではないのです。

むしろ、お坊さんらしくて
一連のご主張は、柔和で
良いと思うのではあります。

人類史上、人食の明確な記録が残る
代表事例が

11世紀・第１回十字軍の
「マアッラ攻囲戦」です。

人間が人間を喰う理由は、

（１）飢え
（２）敵対する者への復讐

だと、言われますが。

その両方の条件がそろい、
冬の寒さと飢えに苦しんだ
十字軍のキリスト教徒たちは、

シリアのマアッラ城郭都市の
イスラムの市民の遺体を食べました。

鍋で煮たり、串焼きにしたり
時には生焼けの状態で。

今、IS（イスラム国）の
戦闘が行われている土地では、

ヨーロッパ連合でもあった
キリスト教徒による
残虐なこの振る舞いは

イスラムでは喰われた側の
恐怖の記憶として刻まれているのです。
対立の歴史は長い。

人間は野蛮さを内面に秘めるからこそ
他者や仲間以外に対して
強い警戒心を持ち、

その警戒心や恐怖心を乗り越えて
関係性を築く能力を培ってきたのだと。

そういった考えかたもあります。

マアッラ攻囲戦のような事例は
一神教ならではの残虐行為だと
思ったら大間違いなのです。

次号では、日本人によって
２０世紀に起きたカニバリズムの
事件のお話をいたします。

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１月９日（土）　六本木
午前９時００分〜１０時３０分

１月２４日（日）　六本木
午前９時００分〜１０時３０分

１月３１日（日）　六本木
午前９時００分〜１０時３０分

定員　３名

■参加費
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本日は以上です。